神奈川県:箱根 飛龍の滝~クールインプレの世界

今回はクールインプレシリーズとして『梅雨』時の箱根の随一の飛龍の滝ハイキングをした後には箱根温泉の名湯の天山や和食料理などの内容を過去の開催を振り返りながらご紹介します。もしお時間があるようでしたら、是非ともお付き合い下さいませ。


7月16日(日)
クールインプレ 箱根飛龍の滝

 

1.集合:箱根登山鉄道 小涌谷駅

箱根湯本駅から箱根登山鉄道で25分位乗ると小涌谷駅へと到着します。箱根駅伝で唯一、線路をまたぐルートがあるのですがそれが小涌谷駅近くの踏切です。このレース中では道路のみならず電車も止めてしまうんですよ。・・・・と脱線をしてしまいましたが(;゚ロ゚)

前の日の雨により増水をしてました。

毎年クールインプレの梅雨の時期にあえて開催をしております。クールインプレとは滝や沢を歩き天然クーラーの世界を満喫してもらう当サークルのオリジナル企画となります。小涌谷駅にて工程の説明や初参加の方のご紹介をさせて頂き、いざ出発です♪しばらく住宅街を歩き15分位すると森の中に入ります。前の日に雨が降ったために沢の水は多かったです。こういう時には期待が持てます♪

2.千条の滝

千条(ちすじ)の滝と呼びます。幾すじもの繊細な水が、苔むした岩肌を緑色のビロードのように輝かせながら流れ落ちています。幅約25m、高さ約3mの小さな滝です。石と石の隙間から石清水が流れる感じに風情を感じます。

そこから小一時間位歩いて浅間山に到着しました。ここは毎年開催されている新緑のモミジ回廊としての癒やし系コースです。
ここでランチを済ませて、今回は箱根湯本駅方面ではなく、畑宿へと歩きます。

3.後半戦スタート

浅間山を後にしてしばらくすると紫陽花が咲いてました。標高が800Mもあるので開花が遅いですね。

そして森の中に入ると今度は額紫陽花が咲いてました。

鷹ノ巣山を通過して尾根を登った後に、下って行きます。ルート上の右側に沢が流れているのですがこれが箱根の名だたる峰々から水をかき集め大きな滝を形成します。飛龍の滝の上部から撮影してみました。

飛龍の滝の上部から撮影~こんな小さな水栓なのに流れが速く間口が広いために巨大な滝を形成します。

 

4.飛龍の滝

飛龍の滝は、上段15m、下段25mと二段に分かれていて神奈川県下では最大規模の滝です。源流は箱根連峰の山々を水源としているので

前日の大雨によりかなりの水量です。迫力が違います。梅雨の時期にあえて開催をする狙いがここにあります。水が岩を叩きつけて、しぶきが漂うためにとてもヒンヤリとします。

 

5.不思議な岩の壁

しばらく歩くと沢沿いを離れます。不思議な形のした岩があります。これを柱状節理と言います。柱状節理(ちゅうじょうせつり)とは、岩体に入った柱状の割れ目のことを言います。マグマが地上に現れたものが冷却されて固結した後に、収縮して生じ、冷却面(冷たい空気に触れた表面および、冷たい地面にふれた底面)に垂直に入り、四角柱や六角柱のような岩石柱の集合が作られたものを言います。その分離された岩同士の隙間に水や不純物が入り浸食されるので、岩同士が分離されてしまう。このように岩壁一面に均一性のある岩が並びます。岩と岩の隙間に水が入り込むために作られた造形なので沢沿いや滝のある場所では見られることが多いです。

しばらく歩き畑宿まで行きバスにて温泉へと参ります。

6.箱根の名湯~天山

箱根温泉の歴史は奈良時代にまで遡ります。湯本が開湯し、鎌倉時代には湯治場があったことのことです。湯治場(とうじば)とは、温泉地に長く滞在して、病気を治したり、体調を整えたりする場所です。江戸から東海道を隔てて2日間で行くことが出来たので当時の方には重宝がされたとのことです。昔から温泉はが修行の場としていたと考えられてました。当時の箱根は温泉を楽しみに出向くような場所ではなく、病気療養が大きな目的とされておりました。毎回、お世話になっている天山さんはまさに昔からある箱根の湯治場を意識して作られております。1966年創業の老舗の湯治場です。

<参照:箱根天山湯治郷

檜の内風呂

 

露天風呂

露天風呂には石鹸と風呂桶があり、当時の名残りをそのままの状態で受け継いでおります。勿論、源泉掛け流しで、泉質は肩凝り、冷え性に抜群に効く塩化物泉と、PH9.7と美肌効果の高いアルカリ性単純泉の2種類があります。
効能はサイトに以下のように綴られております。
“温もり効果のナトリウム塩化物泉と、皮膚効果のアルカリ性単純泉の二種類の泉質です。浴槽ごとに泉質と温度が分かれています。効能は冷え症、肩凝り、筋肉、関節のこわばり、腰痛、疲労回復、慢性婦人症、美肌と多様ですが、本当の効果は人が地球の羊水に包まれて、ご自身の内なる自然に気づかれることから全てが始まると私たちは考えています。”とのことです。

自然に対しての敬意のような物を感じます。シャンプーやリンスなどは内湯に有りますが、川に水を流すために環境に易しい成分のモノを使われております。

個人的に長風呂が出来ないので露天の方に入りますが、塩化系の泉質を感じますね。ハイキングの後に温泉に浸かる時は、毎回『あ~~~ぁぁぁ』と言ってしまいますが名湯ならではですかね(^▽^) 山を歩いて温泉に入り、そして最後のシメはご当地グルメです。

7.滋養料理 山法師

夜の部門は18時からスタートなのですが、かなり人気のあるお店です。目の前に早雲川があるので川のせせらぎを聞きながら和善を頂きます。スタミナ料理から精進系のお料理まで丁寧に作られているのが特徴です。贅沢な時間を過ごしているという感じになりますね。

麦とろご飯、天ぷら、茶そば、山かけ、みそ汁の定食。自然味あふれる美味しさです。

 

鰻はこの辺りだと三島や修善寺エリアにも行きますがここも美味しいですね。

ほんの一部のご紹介となりましたが、他にもすっぽん料理とか牛タンの御膳などがあります。どれも美味しそうでした。川沿いの空間にて美味しい料理を頂き贅沢な時間を過ごしているという感じなんとも言えないですね。

今回も箱根の名滝である飛龍の滝を歩いて、名湯の湯治場、天山にて入浴、そして滋養料理を山法師さんにて頂きます。もし良かったら箱根でのひと時を皆さんとで満喫しましょう。今回も初参加の方やリピーターさんのご参加をお待ち申し上げます。皆さんとで素敵な週末を過ごしましょう。長々となりましたが、最後までお付き合い下さりどうも有り難うございました。

 

 

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