🔰初心者向け|奥多摩の清涼滝めぐりハイキング

東京・奥多摩の清流と涼風に包まれながら、初心者でも楽しめる「滝×温泉×蕎麦」の癒しハイキングへご案内!集合はJR「武蔵五日市駅」、そこからバスで和田向へ向かいます。インプレハイクの“クールインプレ企画”で、涼しい夏の思い出を一緒に作りましょう。今回は奥多摩の滝巡りについてご紹介します。お時間のある方はどうぞお付き合いませ。

🚉 集合:武蔵五日市駅|今日の旅がここから始まります

武蔵五日市駅

今回のハイキングツアーは、JR「武蔵五日市駅」が集合場所。改札前でお迎えし初参加の方でも安心してご参加いただけます。ここで一日の流れをご説明し、みんなで顔合わせ。和やかな雰囲気の中でスタートするので、ひとり参加の方もすぐに打ち解けられるのがインプレハイクの魅力です。初参加の方へはお名前やお住まいやハイキングのご経験やどうして当サークルにご参加をして下さったのか?など基本的なことをお聞きします。これがあると初めましての方がフレンドリーになり易くなります。

🚏 和田向バス停|静かな山里のスタート地点

武蔵五日市駅からバスで約30分、のどかな山間の和田向バス停で降りると澄んだ空気と鳥のさえずり、道端には可憐な野草が揺れ、自然に抱かれて歩く気持ちよさを全身で感じられます。

🌬️ 滝が涼しい理由|天然クーラーの秘密

滝の周辺が涼しいのは、いくつかの自然現象が重なって生まれる“天然のクーラー効果”によるものです。まず、水が落下することで空気が巻き込まれ、細かな水しぶきが空気中の熱を奪って冷却効果をもたらします。また、滝壺や渓流沿いでは水の蒸発による気化熱が周囲の温度を下げ、涼しさを感じやすくなります。さらに、木々に覆われた沢沿いの道は直射日光が遮られ、湿度と風の流れが絶妙に保たれるため、まさに自然がつくったクールスポットです。

 

💧 中山の滝|静寂に包まれた癒しの小滝

中山の滝

中山の滝は、知る人ぞ知る隠れスポット。木漏れ日の差し込む森の中、岩肌を流れる水がやさしく音を立てて落ちる様子は、まるで自然の子守唄。苔むした岩と清流のコントラストは、まさに“和の美”そのもの。写真映えもばっちりで、最初の一枚におすすめです。

 

🌿 茅倉の滝|森に包まれたひっそりとした流れ

茅倉の滝は、中山の滝からさらに奥まった森の中に位置する静かな滝です。都道205号線沿いを歩くとひっそりと現れます。落差こそ大きくはありませんが、幅広く岩肌を伝う水流が独特の風情を醸し出します。

国道から山に入りしばらくすると周囲は原生林に囲まれており、鳥の声とせせらぎだけが聞こえる静けさは、まさに“深い癒し”そのもの。苔むした岩と清らかな水の流れが織りなす景観があります。森林浴を楽しみながら、沢沿いなのでひんやりとして癒される時間がここにあります。

登山道を入るを小さな沢を渡ります。ここでランチタイムです♪

 

🪨 天狗の滝|山深くにひっそり佇む秘瀑

今回の滝の中で見所のひとつが天狗の滝です。天狗の滝へ行く途中は沢沿いのために足場が不安定な箇所があるので注意をしながら歩きます。しばらくすると小さな滝が現れました。

天狗の滝の前の小さな滝

うっすらと涼しい風が吹いてました。この滝の左側の斜面を登ると天狗の滝に到着します。

天狗の滝の上部

天狗の滝は柳沢の中流部にある滝。その昔、滝の付近に仙人が済み人々が天狗と見間違えたことから名が付いたとされる。南向きの陽光が降り注ぐため明るく、快晴のときには20m余りの岩盤を滑り落ちる滝の下部に虹が見られることもあります。

天狗の滝

「天狗の滝」は直線的に流れ落ちる約38mの滝は圧巻で、その名の通りどこか神秘的な雰囲気。周囲は木立に囲まれており、人も少なく、自然の静寂と水音だけが響く、まさに“隠れ名所”です。釜淵まで近づくことが出来るので涼むことが出来るのが有難いですね♪

🌊 払沢の滝|都内唯一の「日本の滝百選」

払沢の滝に行くまでは、遊歩道があり整備がされているので足場は安定しております。途中でソフトクリームを食べました(* ´艸`)クスクス

ソフトクリームを食べてクールダウン♪

渓谷沿いを歩くので木々は深々と緑に纏ってました。フレッシュグリーンをまとった建物が出現。何とここには郵便局もあるんですよ。これはとても珍しいですね♪

郵便局がこんなところに

沢沿いを歩いて行きます。

払沢の滝の上部

払沢の滝は、全体で約60mの落差を持つ壮観な四段滝です。一の滝が26.4m、二の滝が16.8m、三の滝が13.7m、四の滝が2.3mと続き、その迫力は圧巻。東京都で唯一「日本の滝百選」に選ばれており、江戸時代から景勝地として親しまれてきました。

かつては滝壺に大蛇が棲むと信じられ、雨乞いの儀式も行われたという神秘的な歴史を持っています。名称の由来には、僧侶が使う「払子(ほっす)」に似ていることから「払子の滝」と呼ばれ、それが「払子沢」「払沢」と変化し、現在の名となったという説があります。特に最下段の滝は水音も大きく、自然のエネルギーに圧倒される感覚が味わえます。周辺には展望台や遊歩道が整備されており、初心者のハイカーにも安心の涼感スポットです。

払沢の滝

💡 滝の近くで風が吹く理由

滝のしぶき

滝の近くに行った時に風を感じたことのある方もいらっしゃるかと。今回どうして滝の近くで風が吹くのか?簡単なメカニズムをお教えしますね♪

① 滝の落下による空気の巻き込み(ダウンドラフト)

滝の水が上から落下するとき、その勢いで周囲の空気を巻き込む力が働きます。これは「ダウンドラフト(下降気流)」と呼ばれるもので、滝壺のあたりに空気が押し下げられるため、肌に風を感じることがあります。

② 微細な水しぶきによる気圧変化

滝のしぶきが飛び散ると、その部分の空気中の湿度が急激に上がり、温度が下がることで、局所的な気圧差が生まれます。この差が小さな風の流れ=微風の発生につながります。

③ 地形による風の通り道(谷風・沢風)

滝がある場所はたいてい谷間や沢沿いです。こうした場所は地形的に風が通りやすく、**気温差によって山から吹き下ろす風(谷風)**や、**冷えた沢沿いの空気が流れる風(沢風)**が生じることもあります。


🌿 払沢の滝で感じる風のまとめ

  • 滝の落下で空気が押し下げられる

  • 水しぶきで生まれる局所的な涼風

  • 沢や谷間による自然の風の通り道

現地では深堀りをしてご説明をしますが、予備知識としてご紹介をしました♪

滝の飛沫はミスト状となりとても気持ちが良いです♪

♨️ つるつる温泉|美肌の湯でリフレッシュ

つるつる温泉の露天風呂

歩き疲れたら、アルカリ性pH10.1の名湯「つるつる温泉」へ。山を歩いた後の温泉はやはり格別です。ここの露天風呂からは山々の緑が広がり、名の通り肌がすべすべになると評判。お風呂上がりには広間でのんびり、地元野菜の定食やアイスクリームも人気です。 泉質:アルカリ性単純硫黄温泉無色透明のお湯は、お肌に優しくツルツルになる美人の湯として好評です。 効能豊かで、美肌効果や疲労回復効果のほか、諸病に効くと評判の温泉です。

 

🍜 高瀬の蕎麦|〆は地元の名店でほっと一息

たか瀬さんの鴨汁蕎麦

最後の立ち寄りは安曇野エリアの手打ち蕎麦店の『たか瀬』へと参ります。。山の湧き水と地粉で打たれた香り豊かな蕎麦は、旅の締めくくりにふさわしい逸品。高瀬さんの店主は長野県の安曇野エリアの更科風でしょうか。細麺ですがしっかりとのど越しがあり風味もあります。インプレハイクメンバーでの「いただきます!」は、自然と笑顔がこぼれる瞬間です。

たか瀬の手打ち蕎麦

天せいろ

 

🌿 クールインプレで新しい夏の楽しみを

今回は払沢の滝や天狗の滝など奥多摩の滝巡りについてご紹介をさせて頂きました。「山は初めてだけど、ちょっと行ってみたい」「自然の中でリフレッシュしたい」そんなあなたにぴったりなのがこのクールインプレ企画です。初心者歓迎・仲間と楽しむ・ちょっとオシャレな山旅を、インプレハイクと一緒にどうぞ!皆さんと安全で楽しい週末を過ごしましょう。今回も最後までお付き合い下さいましてどうも有難うございました。皆さんとお会いできるのを楽しみにしております。

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