山梨県:紅葉の西沢渓谷~東日本最大の渓谷

11月3日(休)
東日本最大の渓谷~紅葉の西沢渓谷

今回はこれまでに我が登山サークルが西沢渓谷のイベント開催をしてきた写真を中心に、登山や温泉やほうとうなど盛り沢山の一日をご紹介出来ればと思います。最後までお付き合い頂ければ幸いです。西沢渓谷は山梨県の秩父多摩甲斐国立公園内に位置し東日本最大の渓谷です。国内屈指の渓谷美を誇る景勝地です。源流は国師ヶ岳(2591M)となります。

国師ヶ岳山頂からの富士山~過去のイベントより

巨大な花崗岩(かこうがん)を清流が浸食してできた渓谷は、天然の芸術のごとく、原生林を流れる渓流がいくつもの滝を作り、神秘的な魅力に満ちあふれています。「日本の滝百選」にも選ばれた名瀑・七ツ釜五段の滝を筆頭に、三重の滝、竜神の滝、恋糸の滝、貞泉の滝などさまざまな滝が織りなす渓谷美は、まさに圧巻です。渓谷内は遊歩道が設けられ、渓谷ならではの四季の変化が楽しめます。春はシャクナゲや秋の紅葉の時期には沢山のハイカーさんが訪れます。また、西沢渓谷は森林浴のリラックス効果が実証され、森林セラピー基地に認定されていて「森林浴の森100選」「水源の森百選」などにも選定されています。今回はこのようにコンテンツが盛り沢山の秋の西沢渓谷についてご紹介します。

1.山梨市駅集合


今回も大菩薩嶺のイベントと同様に笛吹観光自動車さんのご配慮により貸切バスとなります。笛吹観光自動車さんのお陰で片道1時間のバス移動にて往復座れるのでとても快適に過ごすことが出来ます。市営のバスを塩山駅から乗ると紅葉の時期は大変な混雑になります。立ち上げ当初、使ったことがあるのですが行きも帰りも座れず寿司詰め状態でしたので、それから笛吹観光自動車さんにお願いをすることにしました。山梨市駅に集合をして西沢渓谷の玄関口の蒟蒻屋館へと行きます。

左に見えるのは広瀬湖

バスで小一時間位すると紅葉がちらほらと見えて来ました。みんなテンションが上がります♪

2.蒟蒻館さん


毎年、観光バスを停めるスペースをお借りしておりますのが蒟蒻館さんです。ご夫婦で経営をされていていつも大変お世話になっております。とても珍しく蒟蒻の専門店です。色々と美味しい蒟蒻があるのですが・・・下山までお預けです(^_^) まずはトイレをお借りして出発です。

3.ハイキングスタート~渓谷歩きと紅葉

西沢渓谷は滝めぐりコースと森林コースに分かれております。一周は約10キロあります。ブナ・カエデ・ミズナラなどが紅葉をします。
渓谷歩きはどのコースも水場の近くなので、広葉樹(モミジなど色が付く木)が多いのが特徴です。

東沢との合流をする橋

三重の滝・・・岩盤が大きく硬いので滝が湾曲してます。

橋を渡ると最初の滝が見えて来ました。三重の滝です。浸食により水が大地削り、造形美がとても美しいです。様々な小さい沢が集合体となり西沢にお水が集まり大地に堀って行きます。

渓谷沿いに歩くメンバーさんたち

沢沿いを歩いて行きます。

生命力に満ち溢れております。

水鏡~水と岩と木々が作り出す光景は美しいです。

4.七つ釜五段の滝


西沢渓谷入り口から約90分位歩くと今回のメインの滝、七つ釜五段の滝があります。この滝の由来は七つの釜と5段の滝で出来ているために七つ釜五段の滝と名付けられました。西沢渓谷のクライマックスに相応しい滝ですね。岩盤が一つの大きな花崗岩で出来ているために今日も形を保っております。

5.森林コース

中間スポットでランチ&トイレ休憩を済ませて後半戦のスタートです。前半戦は渓谷歩きでしたが、後半は森の中を歩くコースです。元々は材木を運ぶトロッコ道だったので足場が安定しているので歩きやすいです。歩き始めると展望はあまりないのですが、手前も奥の山も紅葉をしていて、かなり見応えが有ります。


小一時間位歩くと開けて来ました。高い山に深い谷、そしてそこに密集する木々。これが東日本最大の渓谷と言われる西沢渓谷の奥行きなんだといつも思っております。

左奥に『とさか』のように見えるのは鶏冠山

かなり色とりどりの紅葉が見られます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

夕陽を浴びるカラマツと鶏冠山

6.西沢渓谷は森と水による癒やしの空間

西沢渓谷はとても奥深いので木々が発する揮発性成分「フィトンチッド」を浴びるとストレス性のホルモンを減少させてくれるだけでなく、抗がんタンパク質と免疫力を高める効果があると言われております。。西沢渓谷は水辺も多いので「マイナスイオン」が豊富です。森と水が共演をして癒し空間を私達ハイカーに与えてくれます。

夕陽を浴びるカラ松

7.蒟蒻屋館のおもてなし

下山をしてお腹も空いている時の蒟蒻屋館さんのおもてなしは最高です!!温かいお茶も入れてくれて、三種類の蒟蒻を味わうことが出来ます。鰹ぶしとお醤油で頂く王道の刺身蒟蒻です(手前)。本当にとろっとしていてぷるぷる感があります。そして、柚と合えたところてん風味の蒟蒻(右)。とってもさっぽりとしていてツルツルです。特にボクが好きなのがグレーの生芋を使ったものと出汁醤油で茹でたものです。とってもビールに合うんですよ♪もうかれこれ10年以上お世話になっておりますが、お味は勿論のこと、ハイカーさんに対するおもてなしも変わらず素晴らしいです。お土産にオススメは刺身蒟蒻です♪

蒟蒻館さんのおもてなし

 

8.ほったらかし温泉

笛吹観光自動車さんがほったらかし温泉まで連れてってくれるので助かります。(温泉に行かない方は山梨市駅で下車となります。)ほったらかし温泉は元々温泉を作ろうとして開発されたのではないんですよ。ゴルフ場の開発のために工事をしていたら源泉が沸いて来たとのことです。それがきっかけで今日に至っております。ほったらかすことしかできないから、“ほったらかし温泉”ってのが由来なんです。どストレートですね(^▽^) 露天風呂からは富士や甲府盆地の望むことが出来ます。あっちの湯とこっちの湯があるのですが、展望が良いのがあっちの湯です。こっちの湯は比較的空いております。

あっちの湯からの甲府盆地の夜景

泉質:アルカリ性単純温泉
<効能>
神経痛、筋肉痛、関節痛、五十肩、運動麻痺、関節のこわばり、うちみくじき、慢性消化器病、痔疾、冷え性、病後回復期、疲労回復、健康増進

9.ほうとう

ハイキングをして温泉に入り、そして最後の〆は山梨名物のほうとうです。宝刀(ほうとう)が由来となります。武田信玄が戦に行く前に兵士たちに自分の宝の刀で麺を切ってもてなしたのが発祥となります。ほうとう屋さんには色々と行くのですが、今回は日本チャンピオンになったこともある、歩成さんです。

歩成さんの黄金ほうとう

秘伝の黄金味噌の中にはカボチャやあわびの肝のペーストが入っております。京都の究極のだしと合わせてあります。あわびの肝の深い味わい、節の旨みが、かぼちゃの甘みを持つ黄金味噌は美味しいですね。お野菜も色々と入っていて、やはり味噌には豚が一番合います。山梨B級グルメの鳥もつ煮もあるのでビールやワインとのマッチングは最高です!!

10.まとめ

今回は、当サークルとしては日帰りイベントとして最も人気のある西沢渓谷をご紹介させて頂きました。①山②温泉3③お食事と盛り沢山のイベントです。
この渓谷の魅力は周辺の高い峰々が強度な岩盤が崩れることなくお水の流れを保ってくれているので造形美を今日迄至っております。高い山と沢山のお水と緩やかな傾斜がこの渓谷を創り出す正体です。渓谷美のみならず身心共に良き影響のある癒しの空間がここ西沢渓谷にはあります。下山後のほったらかし温泉の泉質も素晴らしいですし、ご当地グルメ隊であるインプレは勿論山梨名物のほうとうも毎回楽しみにしております。

また、笛吹観光自動車さんや蒟蒻館さんのご協力により毎回充実をしたイベントを開催させて頂いております。(観光バスの手配があるのでご表明はお早めにお願いします。直前ですとご参加が出来ないことがあるので)常日頃からご参加をして頂いている方やお久しぶりの方は勿論のこと初参加の方や山ガール山ボーイさんのご参加も大歓迎です。皆さんとでステキな休日を過ごしましょう。皆さんとお会い出来るのを楽しみにしております。最後までお付き合いをして頂きどうも有り難うございました。

11月3日(休)
東日本最大の渓谷~紅葉の西沢渓谷

 

過去最高の約70名集まったことがあるイベントです。

インプレの福島遠征でよく行くプティリジエールの小田さん(右)とのツーショット

小さな洋食屋さん プティリジエール

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