NHKさん美と若さの新常識のロケ草戸山&カタクリの里へ

2020年3月18日に、NHKのディレクターの方から連絡がありました。『美と若さの新常識』という女性向けの番組からの取材&撮影協力でした。番組のコンセプトは身体の仕組みを理解して美と若さの深層をお届けしている情報番組です。(この取材はコロナウイルスへの自粛要請以前に撮影されたものです。)

草戸山&カタクリの里イベント

取材&撮影内容

今回のお話を頂いた時に、当サークルは参加メンバーの大半は女性なので、うってつけと思い即答しました。メンバーに以下のような番組の趣旨をお伝えしました。

女性向けの番組のために初心者の女性の方へ軽いインタビュー  
「どれくらいの頻度で登っているのか?」  
「山登りの何が楽しいか?」
「登っていてきつくないか?」など、初歩的な質問になる

撮影シーンとしては山を歩いている時の足回りの撮影やみんなでわいわい上っている様子や頂上で仲良くご飯を食べている様子などの収録です。当サークルが番組の趣旨を参加者さんに事前にお伝えをしてみなさんが快くご協力をしてくれました。

PS:撮影が終わり途中でNHKさんと分かれて、私たちはカタクリの里へと行きます。今回はその時の模様をご紹介します。

22日(日)高尾山口駅 10時集合

事前の打ち合わせがあるので早めに高尾山口駅に到着しました。集合時間の1時間前に駅に着きましたが、当然のことながら誰もいない笑 駅周辺でブラブラとしていると一本の電話がありました。今回お世話になる川崎ディレクターです。事前の交渉時からお電話のご対応がとても丁寧で物腰が柔らかくヒシヒシとお人柄の良さが伝わっていました。『おはようございます。今日は宜しくお願いします。』今日当団体の大まかな流れを説明して、NHKさんたち(4名&ドライバー1名)の撮影をしたいシーンなどの確認をしました。

9時50分頃(集合前にて)

こういう取材の時には大体、皆さんいつもより早めにお越しになります。ぞくぞくとメンバーが集まって来ました。NHKさんのクルーの方も既に一緒にいたので、点呼の時から特に女性陣は若干、いつもと違い緊張気味な感じが伝わっていました。いつもの朝と比べると声も小さく会話も少なくテンションも低かったです。それもそのはずですよね、メディアの出演なんて普通の方ではありませんからね。

ヨシ、分かった!!こうなったら今日はいつもよりも熱盛トークで盛り上げるぞ!!と思い、朝のご挨拶をしました。

朝のご挨拶とNHKさんとの合流

『みなさん、おはようございます。本日は足元がしっかりした中、草戸山&カタクリの里イベントへお越し頂きまして有難うございます。女性陣のみならず、ついでに興味本位というか野次馬のようにお越し頂いた男性陣にも心より感謝を申し上げます。私が引率者の大島と申します。本日もどうぞ宜しくお願いします。』

『いやぁ~今日は素晴らしい日ですね。何が素晴らしいのか? そんなの見れば、誰だって分るじゃないですかぁ~。今日、この場にご参加の女性陣は全員がNHKさん向けのメイクをバッチシして来ているってことですよ。派手さもなく清楚でいて、塗りも若干いつもよりもほどほどに厚め。本当に素晴らしい。今日は間違いなく良い絵が撮れますよ。みなさん・・・・・今日も完璧です!ヨロシクお願いします!!』と・・・まるでボクは前座の芸人のように盛り上げ役に徹しました笑 当日、この賭けに出てスベってたら、ロケの丸一日が台無しになるリスクを全身で請け負いましたよ笑 今思うとヒヤヒヤとしますけどもねぇ~笑

撮影開始

ディレクターの川崎さんから番組の趣旨などを予め用意をして頂いた用紙を参加メンバーの全員に渡され、ご丁寧なご説明をしてくれました。川崎さんとは電話でのやりとりから、(初めてお会いする方)とても気さくな方で女性ならではの細かいお気遣いをして頂いた感じです。『お人柄に奥行』のようなものを感じ取られたメンバーも多かったのではないでしょうか。

今回の撮影は歩行シーンも撮ることもあったので、常に一緒に行動するのではなく、事前にNHKさんたちが先に行き、登っているシーンを撮影することなっていました。私たちは少し時間を空けて待っている時に、改めて山登りの歩き方、『登り編』について皆さんにお教えしました。平らな箇所を歩いている時と山で登りを歩いている時では、歩き方そのものが異なります。登りは引力とは真逆なので、上り坂での推進力がアップする方法をお教えしました。

女性陣を先頭にして山に登って行きます。空気を察している男性陣は率先して後ろの方に回ります。(男性陣のご協力に感謝します。)

ワンシーンの撮影が終わると、NHKさんたちは、次のシーンを撮影するためにダッシュでまた別の場所まで行きスタンバイをします。あまりのスピードに皆さん驚きました。あの重たい撮影機材を担いであのスピード。やはりプロの方は違いますね。

そして私たちは休憩を適度に取りながら、のんびりと歩きます。しばらくすると川崎さんたちが撮影シーンに良い場所でスタンバイをしていました。

スタンバイを既にしているクルーの方。撮影に伴う、歩行スピードやアングルや目線などのアドバイスをしてくれました。

撮影が終わるとまた、次のスポットへダッシュします。驚くのは若い女性があの重たいカメラを担いでいたことです。ソニー製のプロ用のカメラ・・・凄い高そうですね。

撮影も順調に

最初の頃はやや緊張気味の女性陣でしたが、撮影を何度も繰り返しているうちに表情が和やかになってきました。メンバーのほとんどが自然と笑顔も出て来ていつもの和やかなインプレの雰囲気になってきました。

ボクもスタッフの方と一緒に先に行ってスタッフの方と待っていると・・・
スタッフのAさん:『私たちメディア(テレビ)が来ると、毎回みなさん緊張していて、自然の笑顔の撮影がとても難しいんです。でもみなさんにはそんな心配はないですね。いつもこんな感じなんですか?』

ツヨシ:『はい、お陰様でというか、ウチはいつも賑やかというか、ウルサイ位ですねぇー笑』(すいません(;’∀’)多分、女性陣に総出でオコラレル笑)

これまでは前(顔側)からの撮影がメインでしたが、今度は背中側からのシーンの撮影です。スタンバイをしているインプレ女子。ボクは先回りをしてワンカット♪

和気あいあいとした撮影の最中、春のお花、タチツボスミレが片隅に奥ゆかしく咲いていました。花の名は、道端や庭の意味の坪に咲くスミレ(菫)が花の盛りを過ぎると、茎がしだいに立ち上がることから名づけられました。花言葉は『つつましい幸福』、ひっそりと咲く路傍の花の「小さな幸せ」・・・以上笑

草戸山山頂にてインタビュー

ランチタイムをしながら、メンバーはインタビューを受けていました。登山を始めるきっかけや登山の素晴らしさなど、インプレ女子を中心にインタビューを受けてました。

インプレ女子が山頂でランチタイムをしながらお味噌汁を飲んでるシーン。やはり登山は汗をかくので発汗と同時に水分と塩分が失われます。綺麗な景色と美味しい空気、そしてしっかりと歩いた後に頂くお味噌汁は心も身体も温まります。

女性陣へのインタビュー中にもグッと大人しくしている男性陣。もはやウチら男性陣の背中からは哀愁が漂っています笑

後半戦は下りの撮影

ランチタイム後にも撮影は続きます。登りのシーンがメインでしたが、午後からは下りのシーンです。登山の運動生理学の山本先生が番組内でも述べてられておりましたが、登りのみならず、下りだけでも運動効果があると言われております。

下りは筋肉への負荷は登りよりも掛かります。下りで使われる主な筋肉は太もも部分の大腿四頭筋(身体をストップする時にメインで使われる筋肉)と言われております。運動時に筋肉が伸びたり縮んだりすると同時に骨にも刺激が与えられます。衝撃が発生して損傷され、修復されることにより骨密度も高くなります。階段やロープウェイを使って上に行き、下るという行為をするだけで、筋肉も骨密度も再生化されスタイルもよくなり若返るというレポートでした。

 

カタクリの里へ

撮影を終えた私たちはNHKのクルーさんたちと別行動を取りました。NHKさんたちは車で来ているために、ハイヤーさんが別の場所にいるのでそちらに行き、私たちは今回のメインでもある、カタクリの里へと参りました。小一時間程、登山道を歩いて、林道を歩きカタクリの里へと到着しました。この広大な土地は小林さんという方の個人所有の山林に自生する30万株の「かたくり」をはじめ約100種類の山野草や花木を開花時期の1ヶ月のみ公開してくれております。春を待ちわびたかのように沢山のお花が咲いております。今回は過去に出会えたカタクリをご紹介しますね。

カタクリはユリ科に属する多年草の植物です。種を巻いても中々お花は咲きません。何とカタクリはお花が咲くまでには早くても7年掛かります。秋に種を種を蒔いても、翌年の春には小さな葉っぱ一枚で数年間光合成をして球根に栄養を届けます。越冬をする度に球根が大きくなります。半日陰の場所を好みます。この里には沢山の木々があるので暑さを遮ってくれるのと近くに小川があるので沢山育ったのかと思います。ご存じの方も多いかと思われますが、ボクも個人的に同じユリ科の行者ニンニクを育てているので植生が似ていると思いました。

夕陽を浴びるカタクリの群生

カタクリと一緒に咲いているショウジョウバカマ

あととても驚いたのは、ショウジョウバカマが咲いていたことです。尾瀬(5月下旬頃)などの高層湿原で見られるものですが、このような低い標高でも自生をしていることに驚かされました。植物にとってはとても環境が良い場所なんですね。

おわりに

今回は久々にメディアの方にお越しを頂きました。この撮影は自粛要請以前に撮影されたものでしたが、コロナ禍の影響により放映日が延長されてしまい、また登山業界も自粛となりました。そのような最中でも当団体のシーンを使って頂いたNHKさんに感謝を申し上げたいです。

そして、急遽撮影ということでご承諾をして頂き、ご協力をして頂いたインプレ女子、そして当日のロケにて現場の空気を読みながら常に黒子のように後ろに回ってくれた男性陣にも厚く御礼を申し上げます。当サークルメンバーとしても良き想い出となりましたね。個人的には今回のロケにてインプレの底力みたいなものを感じさせてくれる貴重な一日となりました。NHKさんと別行動をした後にも綺麗なカタクリも沢山見ることが出来てなによりでしたね。皆さん本当にどうも有り難うございました。心より厚く御礼を申し上げます。

草戸山&カタクリの里イベント

 

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