ブログ:インプレ式~奥多摩 塩船観音のツツジ&塩船丘陵のご紹介

4月27日(日)霞丘陵&塩船観音時のツツジ
今回は東京都の奥多摩 霞丘陵と塩船観音のツツジが咲き乱れる🔰初心者ハイカーさん向けのイベントについてご紹介をします。初心者ハイカーさん向けの長閑な丘陵歩きとツツジや沢山の野花と出会えるコースとなります。下山後には温泉に入り和洋折衷のお蕎麦屋さんに行きます。お時間のある方は是非お付き合い下さいませ。
1.JR青梅線 東青梅駅集合
JR東青梅駅の北口から少し離れたバス停にて岩蔵温泉へと向かいます。バスの本数はあまりないので注意が必要です。20分位乗り岩蔵温泉で下車をします。バス停を降りて少し歩くと藤が咲いていました。
2.旧岩蔵鉱泉スタート
ここ岩蔵鉱泉の跡地は、以前は鉱泉で栄えた町だったのです。 ここは日本武尊(ヤマトタケルノミコト)の伝説を伴って紹介されることが多いです。古事記や日本書紀では東国征伐の途中にこの温泉に入り、戦いの傷をいやし身を清めたという伝説があり、「岩蔵禊(みそぎ)の湯」とも呼ばれておりました。
ところでみなさんは温泉と鉱泉の違いをご存じでしょうか? 色々と規定はあるのですが・・・
原則として温泉には25度以上の水温が必要となります。また温泉には気体という微量なガスが含まれます。気体とは二酸化炭素、メタン、硫化水素、窒素、硫黄酸化物などです。鉱泉とは、地中から湧出する温水や鉱水の泉水で25℃以下のものです。また多量の固形物質や特殊な物質を含むものを指します。
物凄く簡単に言うと・・・25℃以上で気体を含んでいるのが温泉で、水温がそれよりも低かったり泉質が温泉法に伴う成分や気体を含んでいるかどうかの違いです。
<参照:インプレ式ブログ~下山後の至福の温泉>
3.ハイキングスタート
今回のコースは丘陵を歩きます。小高く広がる丘陵の傾斜は緩やかでまったりハイキングに適しています。出発をして直ぐに、散策路を歩いているとあちらこちらに野草を見かけました。永く間春の訪れを待ちわびて山間部の春も芽吹い来ました。

マムシ草(サトイモ科)・・・このヘビのような形が独特です

コヨメナ(キク科)
途中で脇を除くとコヨメナ(キク科)が咲いていました♪既に野山では春爛漫が始まっております。 マムシ草も咲いてました。花びらの部分がヘビの頭と似ていることにちなんで名づけられました。

ハイキングをしている山ガールと山ボーイ
まずは七国峠までのんびりと歩いて行きます。軽い登り坂ですがゆっくりとみんなで歩いて行きます。登りは沢山の空気を必要とするのでゆっくりと小股で登ります。登り始めはまだ身体も対応が出来ていないので。登りきると指標が倒れていました。峠まで着いたので一休みをします。

指標
4.稜線歩き
ここからはしばらく平らなコースが続きます。稜線ということばをご存じでしょうか?ここ霞丘陵は幾つかの山頂(名前がないものを含めて)を跨ぐのですが、山頂と山頂の間を稜線と呼びます。若干のアップダウンはありますが、比較的なだらかなコースを歩いて行きます。マイナールートのために人は殆どおりません。貸切状態でのハイキングが続いていきます。

ゆるやかな稜線歩き
新緑の木々はフレッシュグリーンに芽吹いていました。この時期の新緑は新芽から咲き瑞々しい葉っぱが広がります。

フレッシュグリーンのミズキ
程よく平らな箇所でベンチもあるのでランチタイムをします♪

平らな稜線歩きは陽だまりと影スポットの中を歩きます
5.立正佼成会さんからの散策路

ツツジ(ツツジ科)
このコースはご厚意により開放がされているので広大なスペースと四季折々のお花と出会うことが出来ます。眩く光に満ち溢れている散策路には色々なお花が咲いていました。

シャガ(ユリ科)
シャガはビジュアルとしてはとても可憐で里山ハイキングでは癒されます。春を優雅に司る『シャガ』は里山では華憐で最も美しい野花のひとつですね。

シロバナヘビイチゴ(バラ科)
そして、春の里山でよくお見掛けするのはヘビイチゴです。夏になると小さな赤い果実が実ります。子供の時によく食べましたねぇ~♪

遠くに見える三角の山が岩茸石山です
開かれた箇所では青梅エリアの高水三山を一望することが出来ます。

敷地内の小道

ミズキ
春の四季感を存分に感じながら、ミズキの木に花が咲いてました。
6.塩船観音のツツジとは?

本堂への入口
本堂は室町時代後期に設立がされました。数々の文化財で有名。国の重要文化財もあります。

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塩船平和観音立像~ご光が射している

ツツジは何処も満開です
園内は均整の取れた扇形の地形となっていて、樹齢千年を越えた杉木立に囲まれた「花と歴史の寺」そこに2万本のツツジが色とりどりに纏い咲き乱れます。早咲きのミツバツツジに続いて、ヤマツツジ、オオヤマツツジ、中咲きのクルメツツジ、キリシマツツジと咲き、最後に遅咲きのリュウキュウツツジなど花時が長いのが特徴です。

歩いた後のアイスクリームはとりわけ美味しいですね😆
園内には食堂もあり、ソフトクリームもありました。とっても濃厚ですね♪この日は初夏のような頃合いでしたので美味しく頂きました。
7.梅の湯
しっかりと歩いて温泉に浸かりほっこりする時間はとても有難いですね。梅の湯さんの泉質はアルカリ性単純温泉です。肌がスベスベになることから「美肌の湯」とも呼ばれています。また身体への効能として筋肉や関節の慢性的な痛みやこわばり、冷え性、末梢循環障害などがあります。

梅の湯さんの露天風呂
内湯と外湯もあり、源泉掛け流しもあるのでとても有難いですね。
8.つけ蕎麦KATSURA
梅の湯さんでの入浴の後サッパリとしてお腹も空いてきました。当サークルがいつもお世話になっているのがつけ蕎麦KATSURAさんです。一般的な和風のお蕎麦屋さんでなく、和洋折衷がありとても美味しいお蕎麦屋さんです。カツラさんのオリジナリティーのクオリティーは高いです。ここでしか頂けない料理を召し上がることが出来ます。

トマト汁のお蕎麦
美味しいお蕎麦屋さんには必ずそばがきがあります。カツラさんはそれを一度焼いて、味噌田楽とブルーチーズを乗せてくれます。濃厚なそばがきの香りを味噌田楽とチーズが包み込んでくれる感じが絶妙ですね。
そば粉の生地で作られたピザも絶品です。パリッと仕上がったピザ生地に程よく火がとおされたサラミやしめじが上手くコラボをしいます。小麦粉の量は少なくそば粉のお味がしっかりとしております
そして〆は鴨だしのスペシャル蕎麦です。鴨のおだしがしっかりとしていますがしつこくないです。ラーメンのだし汁と近い感じもしますが、醤油とカツオだしが絶妙に入り醤油ラーメンとは一線を置いています。このスープにはお野菜も入っていて、喉越しを潤ってくれる手打ちそばとの相まみれてくれます。一見食べたことあるようで、食べたことがない。和洋折衷の微妙なスレスレのラインの絶妙なところに落とし込んでいるのは、ハッキリ言って無二の存在ですね。
9.おわりに
今回は春を感じられるような霞丘陵と塩船観音のツツジの🔰初心者ハイキングをご紹介させて頂きました。起伏はあまりありませんが、しっかりと距離は踏めるコースですね。コース上では野花も沢山ありウキウキしますね。下山後は温泉に入りほっこりして、カツラさんでオリジナリティーの高いお蕎麦を色々なアプローチで頂きました。
首都圏から比較的アプローチのし易いプログラムですので、もしご都合が宜しいようであれば遊びに来て下さいませ。リピーターさんは勿論のこと初心者や初参加の方のご参加も大歓迎です。皆さんとで安全で楽しい週末をぜひとも満喫しましょう。