☆クールインプレとは？☆｜夏期限定の天然クーラーの世界へ

クールインプレとは、COOL　IMPRE(SSIVE)の造語です。初夏から初秋の５月から９月位まで下界の気温は２５度から３５度を超えることがよくあります。近年は地球温暖化の影響もあり夏場の気温は高くなる傾向にあります。その暑い時に天然クーラーがよく効いている水場のある場所（滝・沢・川などの渓谷や池や湖など）をハイキングをします。当ハイキングサークルが毎年開催をしている初夏～初秋の期間限定のオリジナル企画です。

１．『水』：滝や沢沿いが涼しいのはなぜ？

渓谷や滝や沢の周りには空気中に微量の水滴が沢山あります。滝は常に水が流れている状態なので気化熱によって外気が冷やされます。また滝や沢は地理学的に見ても尾根や山頂などの凸地と異なり、凹（＝くぼみ）地にしか形成がされませんので直射日光を遮ってくれます。そのV字となっている凹み地形に水が走り日夜大地を削り続けています。また滝や沢などある『くぼんた地形』は、日に当たるの時間が短く（尾根や山頂と比べると）、直射日光を遮るので地熱効果が低くく気温が下がります。⇒＜参照：山の気温が下がるのはなぜ？＞

２．『森』：温度と湿度を保っている

奥多摩～海沢渓谷

 植生界として見ると、沢沿いには落葉樹（モミジやブナ林やコナラなど）が生息しやすいです。特に夏期にかけては葉っぱによって日差しが遮られます。また葉には『蒸散』という役割があります。蒸散とは、樹木が土から水分（栄養分）を吸収したのちに、葉っぱの裏や表や茎から水蒸気を排出します。この作用によって周りの熱を奪うことになります。（蒸散は体温が上がった時にさげようとする人間の汗と機能が似ております。）蒸散がもたらす効果は太陽からの熱量を１００％とすると、樹木の蒸散により約６０％、地表に届くのは４０％となります。

この葉っぱが日陰を作り温度を下げて、また暑い時には蒸散をして水蒸気を出すことにより湿度を上げて気温は下がります。このようにして森は自然環境下で自ら温度と湿度を保っているのです。＜参照：森の治癒力とは？＞

３．『心と身体』：クールインプレの効果

このクールインプレというのはただ単に『涼しい』というカテゴリーだけには収まらないのです。夏場に涼しい場所に行くことにより心身共に主な効果は主に三つの効果があります。

３－１：自律神経の調整作用

暑い時に水場などのある涼しい場所は身体がひんやりと感じてとても気持ちが良いものです。その時に自律神経が働き、リラックス効果が得られます。実際に水辺に行くと、日頃のお仕事などで使っている交感神経（アクセル）ではなくて、副交感神経が（ちょっと待ってここでブレーキをかけようという）働きが『身体と心』に癒しを与えてくれます。

交感神経と副交感神経の働きのチャート

３－２：血液の浄化作用 

ハイクは有酸素運動なので、血液内を浄化するとともに、血液の弱アルカリ化を進めます。日常のお仕事などの疲労は酸化をしやすいですが、それから守るために血液は私たちの身体を常にパトロールをしています。身体がアルカリ化をすると酸化された身体から防ぐことにより自然治癒力もあがり身体はストレスへの予防をしてくれます。

３－３：基礎代謝量の向上

新陳代謝を活発にし、筋肉の活性を高め、内蔵を健康にしますのでダイエット効果もございます。基礎代謝とは『生きてくうえでの最低限必要な生命活動を意味し、内蔵や筋肉を動かしたり、体温調節をしたり、必要最低限の生命の維持に使われるエネルギー』と言われるものです。
主な基礎代謝量は、 骨格筋（筋肉）22％　脂肪組織4％　肝臓21％　脳20％　心臓9％　腎臓8％　その他16％と言われております。
詳しくは⇒＜参照：健康登山①登山②温泉③ご当地グルメ＞

＜参照：森林セラピー＞

４．ようこそ『癒しの世界』へ

実際にクールインプレにて自然と触れ合い肌で感じると・・

そんな水と大地と鳥と森が作り出してくれる『癒しの空間』をみなさんの『ピュアーな感性』で受け止めてくれるとウレシイヾ(＾v＾)kです。現地では心地良い自然の迫力や癒しにより言葉を失い『ふぅわ～　じゅわぁ～♪』と来る感覚があります。毎年も夏期限定の企画にてみなさまに『癒し』をお届けしております。 もし機会があるようでしたらお会い出来る日を楽しみにしております。それではこの辺にて・・・今日もお疲れさまでした♪