インプレ式:癒やし系NO.1コース 神奈川県 箱根 浅間山新緑のモミジ回廊

神奈川県の箱根にある浅間山にインプレッシブは毎年行きます。風薫る箱根の山々を新緑のモミジ回廊を歩きます。今までに登山しかやったことのないボクにはとても印象的なコースだったからです。社会人になって間もない頃、某団体さんのイベントに参加をした時にボクの森への価値観が変わりました。それ以来このコースは毎年開催をしていてインプレハイクの原点となりました。今回は過去のケースを振り返りながらご紹介をします。

 1.箱根 宮ノ下駅に集合

朝宮ノ下駅に集合をしてそこから出発します。歩き始めるとシャガ(アヤメ科)が綺麗に咲いておりました。

野草の中で最も美しいシャガの群生

シャガ(アヤメ科)

比較的なだらかなコースをジグザグに歩いて行きます。のんびりと歩いて30分位経つと富士見台の展望台休憩所があります。そこから富士山が見えるんですよ。お~いヤッホーみたいな感じです。箱根にはすっかりと春色に染まり夏の気配も所々に感じることが出来ます。一時間位歩くと山頂に到着です。お弁当を食べて小一時間程休憩をしました。ここまではごくごく一般的な山です。

展望台から見える富士山~ズーム版

 2.下山時に広がる癒しの世界

神々しい光を浴びるモミジ

さてさて・・・ここからがこのコースの醍醐味です。
浅間山山頂から箱根湯本まで下るのですが、このコースはこの先ずっと新緑のモミジ回廊がかなり長い時間続きます。コースもなだらかなのでとても歩きやすいです。春を待ちわびた新緑のモミジはとても生命力がみなぎっております。所々にモミジに日が差して木漏れ日なども見ることが出来るので一層緑色が映えます。

しばらくするとカサカサ、カサカサという音が連続音にてずっと聞こえて来ました。参加者さんからの質問で『近くに河原があるのですか?』というご質問を頂きました。

新緑のモミジが風により奏でる

『これは真鶴半島から暖かい風が吹き抜けた時に尾根上に群生化をしたモミジの葉に当たり連続音を奏でているのです。』 (右斜め45度のどや顔風笑)
 
通常であれば下りは会話をするハイカーは多いです。しかしながら、新緑のモミジと暖かく心地よい南風が奏でる自然音に誰もが言葉を失いました。まるで揺りかごに乗っているかのような心を溶かすようなひとときを過ごしました。途中に休憩を入れましたが、みなさんの目がとろ~んとしていて、身も心も自然に包まれた世界におりました。(『1/fのゆらぎ』というものです。)下界のストレスという概念とは全く別の癒やされる世界に私たちは居たのです。このコースはこれといった展望も群生化をしたお花もございません。しかしながら、けして自己主張をすることなく優しく私たちハイカーを迎えてくれて、個人的には『天国に一番近いハイキングコース』ということばがぴったり当てはまります。

何処までも続く・・・新緑のモミジのトンネル

ここのコースはモミジの数が多いのでとても新緑の濃度が高いのが特徴です。

新緑のモミジと青空

3.インプレを立ち上げる前のボク 

 インプレッシブを立ち上げる前に、このコースはボクが生まれた初めてハイキングを意識して歩いたコースでした。学生時代からあらゆるジャンルで自分のことは全てひとりでやって一人前という環境で育ったボクは、裾野の森には全く関心がなかったのです。常に上しか見ていなかったボクに大きな転機となったのです。ことばや画像では伝わらない世界、自然音に包まれた世界、どこまでも続くモミジの緑色の色彩(光の三原色)、暖かく迎えてくれる南風と出逢う為に今年も開催をします。この企画は毎年ご参加をして下さっている方が多いです。これからも心身共に癒されたい方のご参加をお待ちしております。

太陽を浴びる新緑のモミジ

4.おまけ

 

湯葉丼と白ワインと右端は板わさ

下山後には箱根の名物である、湯葉丼を直𠮷さんで頂きました。鰹と昆布でお出汁がしっかりと取れた湯葉丼をお口に頬張ると、、ふわっふわっとしていて身体が自然と喜んでいるのがワカリマス。お時間がある方は是非ともお付き合い下さいませ。

4月28日(日)
神奈川県
箱根 新緑のモミジ回廊コース
 

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