今回は6月に開催される黒斑山&湯ノ丸高原のツツジのイベントを過去に開催されたものを振り返りながらご紹介をします。

黒斑山を初めてお聞きする方も多いかと思われます。黒斑山は群馬県嬬恋村と長野県小諸市にある浅間山の第一外輪山の最高峰である標高2,404 Mの山です。車で登山口である車坂峠(1968M)まで行くことが出来る🔰初心者向けのコースとなります。またこの時期は湯ノ丸高原付近では日本一のレンゲツツジ大群落が見られるので初夏を彩ってくれます。今回は浅間山付近での素敵な二日間を振り返ります。

<参照:浅間山連峰~黒斑山&湯ノ丸高原のレンゲツツジ大群落のイベント

1.神奈川県集合:東急東横線~武蔵小杉駅

日帰りイベントとは異なり、スペシャルイベントの場合は車での移動となります。我がインプレッシブは団体専用車とお車をお借りさせて頂いている方での送迎でのご案内となります。日帰りイベントは数十名になることもありますが、多くても8名から15名位で行くので少数でのご案内となります。

<参照:三代目インプレ車~アルファードのご紹介

2.鬼押出し園

関越自動車道と上越自動車道を走り、碓氷軽井沢インターで下車。最初の目的地は、群馬県吾妻郡嬬恋村に位置する鬼押出し園。天明3年(1783年)7月8日に発生した浅間山の大噴火によって流れ出した溶岩が、冷えて固まることで形成された場所です。鬼押出し園の由来は、浅間山には元々鬼が住んでいたという言い伝えがありました。1783年の大噴火により、まるで鬼が岩を押し出しているように見えたために、このように名付けられたと言われております。堂々としていている大量の花崗岩が一面に広がります。

鬼押し出しからの浅間山

ここの魅力は溶岩帯だけではありません。大きな岩と岩との間にはヒカリゴケが発生します。ヒカリゴケは準絶滅危惧種として扱われ涼しい環境を好みます。ヒカリゴケ自身が発光するのではなく、洞窟内にいるわずかな光を、レンズ状の細胞の原糸体が反射をして光るのです。神々しい光を放っております。

ヒカリゴケ

3.湯ノ丸高原

湯の丸高原は、上信越高原国立公園に属し、湯ノ丸山の東側、浅間連峰の西側に位置する、長野県東御市と群馬県吾妻郡嬬恋村にまたがる、標高1,800~2,000mの高原地帯。気候は、亜高山帯で湯ノ丸高原一帯は、別名「花高原」と呼ばれております。国内屈指の60万株のレンゲツツジ大群落が一斉に咲き乱れます。

 

湯ノ丸高原のレンゲツツジ

湯ノ丸高原のレンゲツツジ

 

4.浅間連峰~黒斑山&蛇骨岳|🔰初心者向けの登山

車坂峠は標高が1968Mあるので約400Mの標高差です。ルートも整備がされていて初心者向けのハイキングコースを歩きます。前半戦は笹とコメツガの木々が立ち並ぶ森の中のコースを歩きます。低山ハイキングと違い、空気感や雰囲気に癒されます。

笹とコメツガ

ハクサンイチゲ

ハクサンイチゲ

登山道に入って20分位するとツガザクラ(後ろの白い花)とイワカガミ(手前のピンクの花)が群生をしておりました。

ツガザクラとイワカガミ

ツガザクラとイワカガミ

2000Mになるとお花は植生界を変えて、背丈の低いものとなります。どうして2000M位には立ち木のものが生息をすることが出来ないかというと、低地と比べると雪や雨や風が強いので、立ち木はそのクラスの標高では留まることが出来ないからです。雪に覆われても背丈の低いお花は種子を守ることが出来ます。稜線に出る手前の所ではハクサンイチゲがひっそりと咲いておりました。

一時間位歩いて森の中を抜けると見晴らしが良い場所に到着。目の前に畏怖堂々とそびえ立つのが浅間山です。森の中を抜けて稜線からは比較的視界の開けた場所が多く、展望に恵まれた場所が多いです。

 

稜線に出た時に見える浅間山

稜線に出た時に見える浅間山

トーミの頭まで出ると、登山道は向きを変え、浅間山の外輪山の稜線に沿って歩くことになります。浅間山を眺めながら歩いた先に、黒斑山が待っている。トーミの頭からの浅間山の展望が抜群です。因みに『トーミとは遠くを見る』 つまり『トーくをミる』ということで名付けられました。昔展望の開けたこの箇所で猟師は獲物を定めたということが語源となりました。

浅間山は多数の噴火を繰り返し三重式火山で形成しています。黒斑山は第一外輪山となります。約5万年前には高さ2800~2900mの美しい円錐形を作られておりました。約3万年前の噴火によって、現在のような半円形の断崖になったといわれております。

 

蛇骨岳からの外輪山の展望

蛇骨岳からの外輪山の展望

晴天に恵まれると蛇骨岳までのルートは空中散歩です。外輪山からの展望はまるでこのジオラマのような佇まいは圧巻です。国内では見たことのない景色が広がることでしょうね♪

蛇骨岳からの浅間山

蛇骨岳からの浅間山

下りは展望の良いコースを歩きます。日当たりの良い場所に、高山植物の女王である、『コマクサ』が群生化しておりました。このお花は駒、つまり馬のような形をしているのでコマクサと名付けられました。

コマクサ

群生化しているコマクサ

5.下山後の温泉

登山の後はやはりご当地の温泉に入りたいですよね。浅間山付近は活火山のために泉質はとても良いです。これまでに幾つかの温泉にいきました。どれも甲乙つけがたいですね。下山後の湯船に浸かる瞬間は至福の幸せです♪

・高峰温泉

下山後に直ぐに入れるのが良いですね。温泉からはコマクサが見られます♪

・トンボの湯

軽井沢屈指の温泉です。モダンアート系の佇まいや露天風呂や内風呂は広くて快感です♪

・常盤館

秘湯です。ホテルの施設にトロッコがあり、展望のある温泉が特徴です♪


6.軽井沢付近でのお食事

このエリアは良く行くのでお蕎麦屋、信州味噌ラーメンや洋食などお食事処は多岐に渡ります。

・川上庵

軽井沢のメインストリートにあるモダンなお蕎麦屋さんです。BGMはジャズが流れていて、お蕎麦は細目の二八蕎麦です。辛目のそばつゆの風味がお口の中に広がります♪

・エンボカ

釜を使った焼き野菜やピザのお店。軽井沢エリアで採れた新鮮な野菜を釜で焼きます。野菜本来のお味が堪能が出来ます。人気店のために要事前予約

エンボカの焼き野菜

・ビストロ バロン カプリス

リーズナブルなフレンチのコースを堪能出来ます。ボリューム感があり、お肉とお魚と野菜やオードブルなどコスパ―感は最高です。4000円位

・八ケ倉

コスパーの良い地元のリピーターさんが多い洋食屋さん。ハンバーグやロールキャベツやチキンやパスタやドリアやパフェなどのバリエーションは豊富ですね。

・みそ丸

信州味噌で作られたラーメンです。キャベツともやしのシャキシャキと煮卵とのコラボは最高でした。下山後には塩分と油分を失っているので信州味噌は染みます。

 

<まとめ>

今回は浅間山エリアのご紹介となりました。黒斑山は初心者向けの登山コースとなるので初めて登山をされた方には素晴らしい展望が広がっていることかと思われます。

天候やお花の開花状況などを考慮してオリジナリティのある①登山②温泉③お食事のコラボを毎回試みております。これまでに幾度となくこのエリアには行っているのですが、ご紹介はほんの一例です。インプレ車を使えるということは、限られた二日間の『旬を求めて』試みることが出来るのがスペシャルイベントの特徴です。そんな素敵な週末をご一緒に過ごして頂ける方を募集しております。皆さんとで楽しい週末を満喫しましょう。長々とお付き合い頂きどうも有難うございました。

<参照:浅間山連峰~黒斑山&湯ノ丸高原のレンゲツツジ大群落のイベント

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