ユニクロのフリース

低山エリアではよく使わているユニクロさんのフリース

初心者ハイキングの為の山の服装とは?

これから始めようとする初心者ハイカーさんにとって服装選びはとても大切です。衣類の種類や着方などのご紹介です。

1.初心者ハイカーの服装:グレードCD日帰り編(標高1000M以内)

山のメーカーではないユニクロさんやワークマンさんなどがアウトドアウェアとして使われることが多いですね。比較的お買い求めしやすいので、多くのハイカーが山で着ているのを見かけます。当団体でも山ガールブームの時には、全身ユニクロさんで揃えた『ユニクラー』という言葉が流行りました笑
 
これまでにハイキングのご経験の無い方であれば、自分に向いているのかどうか分からないけれどもやってみたい・・・ということで低山でのはじめの一歩としての『山の服装選び』には良いかもしれません。
 

<登山業界以外の衣類のメーカー>

1)ユニクロ
2)ワークマン
3)しまむら
4)その他スポーツ衣類

 
ただ、高地エリアでの対応をしていないので、日帰りの低山エリア(標高1000M位まで)ならばご対応は可能かと思われます(悪天時を除く)。【参照:初心者ハイキング⇒山のグレード
前回は三カ所(東京・筑波山・富士山)の通年における平均気温の比較をしました。筑波山の気温差が初心者の方が日帰りハイキングをする上でひとつの目安となりますので、『山の服装選び』へのご参考にして下さい。目安となるのは東京都内と筑波山等との比較で年間でいうと平均約5℃の気温差があります。まだご覧になられていない方はまず始めに以下のサイトをご覧になって頂くと『山の気温差の原因』が分かります。【参照:序章・山の気温差は服装の差
 

2.レイアリング・システム:重ね着

山では気温や風などの気象的な変化があるので、快適なハイキングをする為に衣類の脱着が容易に出来る『重ね着』が主流です。重ね着は三つのスタイルに分かれていて、それをレイアリング・システムと言います。

1)ベースレイヤー:Tシャツ・靴下・下着類・タイツ・帽子・手袋

ハイキングの服装としては肌に直接触れる衣類です。皮膚の表面から発生する汗や蒸気や雨などの『水』を吸い上げます。山中は寒暖の差があるので最も気を使う衣類です。身体を冷やさないようにするためにも『濡れ』に対してのケアーが大切です。速乾性のあるポリエステル100%の素材を選んで下さい。

ユニクロのベースレイヤー

2)ミッドレイヤー:長袖のシャツ・フリース・ダウン

中間着となります。ベースレイヤーの上に着るものです。山中では身体が暑さと寒さへの『振り幅』があります。山中にて脱着をし易く保温性と通気性の良いものを選んで下さい。
ユニクロのミッドレイヤー

3)アウター:雨具・ソフトシェル・ウインドブレーカー

身体から一番離れた衣類です。雨と風を凌ぐのが主な役割です。保温効果はあまりないですが、防風性などに優れているので、薄手の物が一つあると体温調整がしやすく重宝します。

 
ユニクロのアウター

4)パンツ&スカート

ハイキングは基本的に足を使って歩くスポーツです。登り降りの際に動きやすい『伸縮性』のあるものが最適です。

 
 
山に必要な服装:下着・Tシャツ・長袖・靴下・フリース・ダウン・雨具・ウォームタイツ・スポーツタイツ・帽子の季節別(春・夏・秋・冬)の図表

季節別に必要な衣類のグラフ

*四季別の衣類の選択図

 

3.化学繊維良い理由とは?

よく山で見かける方がいらっしゃいますが、山では基本的に綿製品はNGとなります。一番の理由は、綿は肌触りが良くて、着心地が良いのですが、雨や汗などにより一度『濡れる』と山中で乾くことはございません。ずっと濡れ雑巾を着ているのと同じ状態になります笑 濡れは空気の25倍のスピードで身体を冷やします。そのような状況になったときにヒトの身体は自ら温めようとします。産熱の際には、身体中の血液がグルグルと回り身体を温めようとします。その際には使わなくて良い体力を使ってしまうのです。このような理由により特にベースレイヤーへの素材選びは『速乾性が最も高いポリエステル100%』を選ぶようにして下さい。
 
*登山専用の服装や装備について詳しいことをお知りになりたい方は以下をご覧下さいませ。
①序章:山の気温差は服装の差】【②初心者のためのハイキングの服装】【③初心者のためのアルプス登山の服装】|【④登山とハイキングの装備