神奈川県:西丹沢の大野山で出逢った奇跡の猫ミルキー

『奇跡の仔猫』との遭遇|神奈川県:丹沢大野山ハイキング|2008年7月6日(日)

ハイキングは人と自然だけでの出逢いではないです・・・今回は『奇跡の仔猫』との遭遇した時のお話についてご紹介をします。

西丹沢の大野山ハイキングにて出逢った仔猫のお話

<奇跡の仔猫との遭遇|神奈川県:丹沢大野山ハイキング> 2008年7月6日(日)

かなり前のお話となりましすが、 インプレッシブの初心者向けのハイキングイベントにて西丹沢の大野山へ行きました。とても天気がよく清々しい夏山を満喫しました。このコースは山頂からの展望がとても良いです。何故ならば、周りは牧草地の為に、殆どの木々が伐採されています。山頂近くの牧草地にて、『濃厚な牛乳』を頂きました。このコースはところどころに木陰もあり、紫陽花も咲いていたので西丹沢のハイキングを満喫しました。
 
神奈川県|西丹沢大野山の山頂付近の牧場にて

神奈川県|西丹沢大野山の山頂付近の牧場にて


 
大野山の山頂を経由してお昼ご飯を食べた後に、下山中に登山道からあちらこちらに仔猫を見かけました。もしかしてこの場所は地域ネコの溜まり場?と。警戒心のとても強い仔猫が多かったです。
 
かなり下山をしたので、民家のある所まで降りて来ました。ハイキングも終盤に差し掛かってました。自動販売機が近くにあったので休憩中に冷たい飲み物を頂いてほんわかとしておりました。すると・・・参加者のある方から、『ツヨシさぁ~ん、仔猫がいるよ~~!!』と大きな声が聞こえて来ました。サークルメンバーにはボクがネコキチ(=^..^=)であることをご存知の方は多いです。(当時、近場で餌あげをしていた猫に情が沸いて保護をしてのですが、その子が身ごもっていて自分の部屋で5匹の子を産んだのです・・・インプレメンバー内で里親さんになってくれた方もいました。)
 
その仔猫はガリガリと痩せ細ったキジトラでした。毛並みの模様(黒)とノミ(黒)の区別が付かない程、身体中にノミだらけでした。かなりの衰弱をしていて、もがき苦しんでいる状態でした。
 
そんな動揺がメンバーの中から広がる最中・・・まさかまさかの本当のまさかですが・・・・なんとなんと参加者の方に獣医の先生がいらっしゃったのです。ボクのみならず、メンバー一同驚愕でした。今までに医療系の方は沢山いらっしゃいましたが、獣医の先生は初めてのことでした。
 
その方は長年横浜の獣医を開業されておられたハラック先生という方です。今は息子さんが院長先生をされているとのことでした。この仔猫の初診をその場でして頂き、かなり難しい状態だということを言われました。身体はガリガリで、栄養も行き届いていなく、脱水症を起こしているとのこと。そこでハラック先生は、応急処置としてスポーツドリンクを仔猫に飲ませました。血糖値が下がって脱水も起こしていました。ハイキング時の人間と同様にスポーツドリンクは飲む点滴とも言われているので、ごく少量であればお水よりも効果があるとのことでした。<参照:スポーツドリンクの種類と成分
 
仔猫に糖質の水(スポーツドリンクを上げるハラック先生)

衰弱をしている仔猫に優しく水分補給をしてあげるハラック先生


 
その仔猫はとても危険な状態なので、いち早く病院に連れて行った方が良いとのことでした。しかしながら、神奈川県山北町は交通の便はあまりよくありません。また動物病院もそう数は多くはありません。ここから最寄りの駅まで1時間程かかります。電車の本数は1時間に1,2本位です。そこで数名の参加者の方が某駅まで率先をして走って行きました。どうやったらこの仔猫が救われるの?という、通常のハイキングとは異なる別世界のまとまり感が出てました。
 
ハラック先生と仔猫と僕とで皆さんから遅れて一緒に某駅に着くと(衰弱をした仔猫を抱えては早く歩けないので)、驚くべき光景に出会いました。なんと・・・インプレメンバーが本数の極めて少ない電車を事前に車掌さんに説明をして数分間止めてくれていたのです。それだけでなく、車掌さんが車内アナウンスで『只今緊急を要する猫が乗車をしました。これから発車をします。お急ぎの中申し訳ございません。』と。
 
電車は遅れているので、何処も満席で立っている方も多い状態でしたが、8人乗りのシートを座っている方が何の躊躇もなく全員の方が譲ってくれました。乗客の方はご年配のハイカーさんが殆どで、下山後でお疲れの中とても有り難かったです。ハラック先生は仔猫に対して獣医としての神経を研ぎ澄ませながら、何度も何度も励まして今できることを精一杯の看病をしてくれました。
 

<病院での初診>

郊外で数少ない動物病院を探すよりも、連携の取れて迅速な措置が早急に出来る横浜市の『洋光台ペットクリニック』さんへ向かいました。息子さんである院長の源太郎先生が丁寧に診察をしてくれました。血液検査をする為に注射器を使ったのですが、あまりにも身体がガリガリ過ぎ、骨と皮しかなく肉がないので、注射針が通らない状態でした。緊急を要する事態でしたので、メスで左腕部分を少し切り血液を採取しました。メスを切った後の止血は殆ど骨と皮しかないので糸で繋ぐことが出来ません。そこをホチキスで留めたのです(T T)。想像以上の光景を目の当たりにして言葉が詰まりました。しばらく待っていると源太郎先生の診療室に行きお話をお聞きしました。
 
『やれるだけのことはやりましたが、かなり危険な状態です。あと30分遅かったら、どうなっていたか分らない状態でした。この仔猫は生後一ヶ月位ですが、体重が300gしかありません。(通常生後一ヶ月だと500g位)栄養状態も悪く、ノミとダニによりアレルギー反応があり、かなりの脱水を起こしています。血液検査の結果はあまりよくはないのですが、その中でも血糖値がかなり低いです。この状態だと体力的な回復をしても脳梗塞になる確率が高いです。余談を許さない状態です。やるだけのことはやってみます』と源太郎先生に言われて病院を後にしました。
集中治療室に入る西丹沢の大野山で遭遇をした仔猫

検診と処置が終わり集中治療室にてぐったりとしている仔猫


 

<帰宅後>

ボクの中では、予想外の光景を目の当たりにした仔猫のことで頭がいっぱいとなりました。帰宅をしてハラック先生にお礼のメールを入れました。源太郎先生は泊まり込みで看病をしてくれたそうです。やれることは全てやっているので、あとはあの子の運に委ねるしかないとのことでした。お疲れの中での経過報告を頂きとても有り難かったです。
 
あの状態で本当に助かるの?
助かったとしても後遺症は?
この仔猫の兄弟はどうなったの?
そして・・・
本当に助けて良かったの?
 
到底、自分一人では答えが出る訳はございません。不安が脳裏に焼き付いたまま眠りにつきましたが・・・・やはり寝れません。
 
寝室から離れて、パソコンの電源を入れるとメンバーからの沢山の励ましのメールが来てました。正直、今のボクには何ひとつ出来ることはないけれども、皆さんから頂くメッセージに全く根拠のないエネルギーが湧いて来ました笑
 
丁度、日付けが変わった後にハラック先生からメールがあり、仔猫ちゃんの血液中のたんぱく質の量が、普通7mg/dlぐらいが現状では4.3なので、最近ミルクを貰えていなかったとのことでした。まだ余談は許さないが少しずつ飲めるようになったと連絡が有りホッとしました。これで少しは兆しが見えてきた。
 

<次の日:7月7日>

午前中に源太郎先生から電話が有り、あの仔猫はかなり元気になったとのことでした。心配されていた脳への後遺症はないとのこと。病院に行ってみると、昨日の衰弱を仕切っていて、生きるか死ぬかの世界を彷徨っていたけども、今日は打って変わり全くの別猫です笑。元気にニャーニャー鳴いて、ゲージの中を元気に歩き回っていました。とても人懐っこいです。先生いわく、食欲も旺盛で驚異的な回復力です。もう退院して大丈夫ですよと・・・あまりの急展開に追い付いていかない自分もいましたが・・・やはりカワイイ(=^..^=)
 
自宅に引き取り一時は里親に出そうかと思ったのですが、やはりこれだけのことがあったので、情が移り自分で飼うことにしました。というか・・・この展開では無理です。もう手放ません笑
西丹沢の大野山で遭遇した猫が回復をした時の写真

この仔猫は何??どうしたの??何か悩み事?って顔しています笑


 

<仔猫の名前>

引き取ることを決めたのですが、名前をどうしょう?かとかなり悩みました。
 
・大野山山頂=牛乳(ミルク)が名産物
・7月7日の七夕に救われた=ミルキーウェイ:願いが叶った
・この仔猫は女の子
 
色々と悩んだ結果・・・ミルクとミルキーウェイに掛けて『ミルキー』と名付けました。
 
小さな命が終わりを迎えようとしていて、それに必死に向き合っている仔猫の壮絶な姿に心打たれるものがありました。当時は最悪のことも脳裏によぎりました。ハラック先生いわく『あの死の直前だった様子を思い浮かべると、生命の不思議、めぐり合わせの不思議を感じます。』と・・・いうメッセージを以前頂きました。
 
先生がおっしゃる通り、ミルキーは数多くのハイカーがこの世にいる中で、よくぞ獣医の先生のいる時の当登山サークルで出逢えたと。その小さな命の灯火を費やさないように応急処置をして下さったハラック先生、そして、世界に一つしかない命を蘇らせようと泊まりがけで救ってくれた源太郎獣先生や病院のスタッフの方々、誰かの指示を待つこともなく積極的なサポートをしてくれたメンバー、電車を止めてくれた車掌さんと。どれかひとつ欠けても小さな命が救われることはなかったです。
 
11歳になったミルキーの写真

大野山で救われた小さな命は・・・みなさんのお陰で立派に育ちました。(ツヨシのベットを占拠してるのも分ってやってますニャー(=^..^=))|必殺技:にらめっこ~いつも目でモノを言います♪


そんな皆様のお陰で2008年に7月6日に西丹沢の大野山で出逢った我が愛猫のミルキーは今年で11歳となりました。とても義理堅い猫で、どんなに遅くに帰っても必ず玄関にいるんですよ笑(ボクの足音で分るみたい←かなりの親バカですね笑)
 
ミルキーと出逢った11年間を振り返ると、このようなご縁というものはミルキーとボクとの関係だけではないと思います。ご縁には何かしらの繋ぐ糸のようなものが日々の中に沢山あるのではないでしょうか。そんな糸の色・太さ・長さ・質・など様々とありますが、小さな糸と糸同士(ご縁)を沢山探して結び続けて、これからも『感謝をしながら編み続ける』、そんな前向きなサークル活動を今後もして行きたいですね。今回は親バカということもあり、かなりの長文となりましたが、最後まで読んで頂きどうも有り難うございました(=^..^=)
 
 
ごめん寝をするミルキー

おまけ:ソファーの上でごめん寝をするミルキー

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