日帰りハイキング用のカリマー30L

初心者ハイカーさんの為のリュックサックの選ぶポイントとは?

 初心者の方が登山やハイキングの装備を揃える上で三種の器と言われているのは①登山靴 ②雨具 ③リュックサックです。安全な低山ハイキングやアルプス登山をする上で最低限の必要な装備です。今回は初心者ハイカーさんのためのリュックサックの選び方をご紹介します。

【目次】

1.ハイキングや登山のプランに合わせてリュックサックを選ぶ
2.リュックサックの容量規定とは?
3.リュックサックの種類
4.リュックサックの背面のサイズ
5.リュックサックのベルト調整の仕方
6.まとめ:リュックサックの縦軸と横軸の疲労

 初心者ハイカーさんの為のリュックサックの選択術

1.プランに合わせてリュックサックを選ぶ

ハイキングや登山には様々なアプローチがございますが、一般的に工程が短い日帰りハイキングだと荷物が軽くなり、アルプス登山などの長い工程となると荷物は増えます。適正な容量サイズ(リットル)を設定することが大切です。大きいと荷物が歩行中(特に下りで動きます)。小さいと必要な荷物が入りません。イメージとしては出し入れがし易くする為に80%位が荷物で残りの20%位は空間であるのが望ましいです。

またリュックサック構造は2気室なものと1気室のものに分かれます。2気室のものは内部に仕切り板があるので、上からも下からも荷物の出し入れが出来るタイプで使い勝手が良いです。(特に50L以上のもの)逆に1気室のものは仕切りがないので沢山の荷物をいれることが出来ます。

2.リュックサックの容量規定とは?

各メーカーさんのリュックサックは『L=リットル』にて容量の明記がされています。1リットルとはリュックサック内部の10cmx10cmx10cmの立方体にてサイズが測定されています。
10cmx10cmx10cmの立方体画像

10cmx10cmx10cmの立方体


初心者の方で誤解をされている方が多いですが、確かに数値が高くなると容量は増えるので荷は重くなります。しかしながら、実際に登山やハイキングの装備をリュックサックに入れると1リットル=1キロの重さにはなりません。容量の表記通りにおいて、物理的にリットルの水分をザックの中に入れることは可能ですが、実際に山に持って行く装備や持ち物などはお水以外のものが沢山あります。つまり、リットルの表記は、『空間スペースの表記』であり、リュックサック入れるものは『水分以外』となる物が多くなるので、実際にリュックサックを担いだ時の重さとは著しく異なります。

 

3.リュックサックの種類

【日帰りハイキング編】:20L~30L位⇒重さ:3~4kg

初心者の殆どの方が日帰りハイキングから始める方が多いですね。リュックサックのサイズを選択する時に注意をして頂きたいのは、夏場と冬に買う方とでは荷物の量や質ともに変わります。特に衣類は厚手になるので温泉が好きな方は30Lをオススメします。主な装備:雨具・着替え(温泉後の)・防寒着・水分(1.5L)・行動食やお弁当・地図やコンパスやヘッドライトや簡易救急セットなど

日帰りハイキングのリュックサック|カリマー30L

日帰りハイキングのリュックサック|カリマー30L


【アルプス登山・山小屋宿泊編】:40L~50L位⇒重さ:7,8kg

アルプス登山の場合には、日帰りハイキングと比べると距離と高度差を稼ぐ必要があるので体力的な疲労を補う為の水分や行動食の量が自ずと増えます。また下界と比べると平均して20℃位気温が低いので防寒着の量も増えます。主な装備:雨具・着替え・防寒着(厚手)・水分(2L~3L)・行動食やお弁当・地図やコンパスやヘッドライトや簡易救急セットや生活用品など
 
アルプス登山用のリュックサック|グレゴリー50L

【アルプス登山・テント宿泊編】:60L~80L位⇒重さ:10kg以上

テント泊の場合には山小屋宿泊の装備にプラスαが必要です。テント泊の場合には、衣食住の全ての道具や食材など運ぶので容量が増えます。『家が歩く』と行っても良いかもしれません。主な装備:雨具・着替え(温泉後の)・防寒着(厚手)・水分(3L~4L以上)・行動食やお弁当・地図やコンパスやヘッドライトや簡易救急セットや生活用品やテントやシュラフやシュラフカバーマット、調理器具や食材など

アルプス登山テント泊のリュックサック|アークテリクス65L

4.リュックサックの背面のサイズ

初心者の方であればご存じない方も多いかと思われますが、洋服と同じようにリュックサックにもサイズがあります。どこの部分を身体に合わせるのかというと背中の背面の部分です。殆どのメーカーさんには左右と上下に幅と高さの規定があるので事前に調べておくと良いですね。

4-1:背面の測定方法

正確な胴体の長さ(背面長)を測定することで身体にフィット感が生まれます。ここで注意をして頂きたいのは背面の長さは身長とはあまり関係がないことです。
 
背面部の上下サイズを測る方法の手順のイラスト

背面部の上下サイズを測る方法の手順

ステップ1:お臍の位置からそのまま水平に手を移動して両腰骨の上部を探す
ステップ2:第七頚椎骨(首の後ろの1番大きく出っ張る骨)は頭を下に下げると出っ張る箇所です。
ステップ3:第七頚椎骨から背骨に沿って降りてきて、両腰骨の上端部分を結ぶ水平な線と交差箇所

<グレゴリー社のサイズ>
XS:36 - 41CM | S:41 - 46CM | M:46 - 51CM | L:51 - 56CM
*各メーカーさんの規定は異なります。ひとつの目安として下さい。

5.リュックサックのベルト調整の仕方

リュックサックを背負う前に、トップスタビライザーとショルダーストラップを大まかな適度なサイズに合わせます。このプロセスは毎回必ずやって下さい。何故ならば、登山は荷物を背負って上下左右の行動を繰り返します。その際にザックに負荷にも負荷が掛かるのでベルトは緩む傾向があるからです。
 
リュックサックベルトの調整の仕方のイラスト

リュックサックベルトの調整の仕方


<ステップ1>
ショルダーストラップを肩にフィットするように締めます。その際にはザックの底辺がお尻よりも上に来るように調整をして下さい。締めすぎると肩や脇に食い込みが出来てしまい、血行を止めてしまうことがありますのでご注意下さい。
<ステップ2>
リュックサックを背負った状態で、ショルダーストラップの調整により高さが決まったら、ウエストベルトの中心が『腰骨』を包み込むように締めます。この時にウエストベルトの『余りが左右伴に同じ長さ』になるようにして下さい。バランスが取れないとどちらか左右の腰部分に負荷が掛かってしまいます。
<ステップ3>
初心者ハイカーの方であれば、トップスタビライザーはあまり馴染みのない方が多いかもしれません。後ろに引っ張られる感覚がなくなるまで締めます。長いと後ろに引っ張られるだけでなく、リュックサックが左右に振られてしまいます。リュックサックと背中との隙間を無くして歩行中の無駄なブレを防ぎます。
<ステップ4>
チェストアジャスターは鎖骨の下5cm位の位置でセットします。ショルダーパットが動き難くなるのでザックが遊ばなくなります。心臓部への圧迫や呼吸のへの妨げにならないようにして下さい。

<ベルトの調整のメリット>
歩行中にリュックサックが振られなくなる
身体に掛かる負荷をバランスよく分配させる
身体に吸い付くようなフィット感を出す

まとめ:リュックサックの縦軸と横軸の疲労

荷物をフルに入れた時に、サイズが大きいと荷物に振られることがあります。逆に小さいと一部の箇所(特に腰椎と肩の周辺部)に負荷が掛かり易くなります。山を歩いている時に上下の動きには縦軸に負担が掛かります。左右の動きに対しては横軸への負担となります。縦軸と横軸に共通をしているのは、『肩と腰』に疲労が掛ります。何故ならばリュックサックはこの二点で背負うからです。
 
ご購入の際に気を付けて欲しいのは、空荷の状態でリュックサックを背負うのではなく、必ずお水(2L)を幾つか入れて下さい。殆どのお店に大型のペットボトルはあります。幾つかのザックを背負い比べて、身体に対してフィット感とクッション性のあるものに焦点を置いて下さい。最もご自分の身体の一部に近いもの、吸い付くイメージがあるものを選択すると疲労の軽減に繋がります。

1.目的に適したリュックサックを選ぶ
2.リュックサックには各メーカー規格にてサイズがある
3.フィット感のあるものは疲労が軽減してくれる

皆さんもご自身の身体にフィットしたリュックサックを選んで安全な日帰りハイキングやアルプス登山を楽しんで下さいね。今回も長々となりましたが、最後まで読んでくれて有り難うございました。

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